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 狐罠 (講談社文庫) |
市場を始め、一筋縄ではいかぬ古物業界の描写が読む者を楽しませる。
そしてこの本では「贋作」が最大のテーマになっているのだが、 稀代の「贋作師」まで登場し、古木選びや塗料選びから始まって 渾身の贋作作りをする様が非常に迫力があり面白かった。 |
 写楽・考 (新潮文庫 き 24-3 蓮丈那智フィールドファイル 3) |
決して表舞台に出ることなく推論を重ねる表題作。写楽という人物を描き出すための壮大な装置が仕掛けられている。
頭の中で整理されていく歴史は、本物かどうかよりも説得力を持つかどうかという視点で語られていく。 物事はある面から語られているに過ぎないのだ。そしてこの作品は十分に説得力を持っている。 |
 花の下にて春死なむ (講談社文庫) |
初めての北森作品として読みました。物語にグイグイと引き込まれ、とても面白かったです。
４種類の度数の異なるビールが飲めるビアバー『香菜里屋』のマスター工藤が謎解きをする連作ミステリー。 登場人物の個性が光り、それぞれが短編として完成されています。 また、ミステリーを読んでいて初めて、こんなお店に行ってみたいと思わせてくれたほど、料理の描写が絶妙です。 シリーズとして続編があるとのこと、読破してみたいと思います。また一人、好きな作家が増えて嬉しいです。 |
こんな 北森鴻 の夢を見た！
大阪を中心に活動している 北森鴻のDVD記念映像が公開されている。
ライヴの最後には2ショットでの記念撮影などもあるので、興味深々なあなたは是非ともMySpaceプロフィールより詳細をチェックしよう。
これからもますますの活躍が楽しみですね(^^ゞ
『 愛情とはからだとからだをよせて、さむさをあたためあうことなのだ。 』（ 金子光晴 ）
よ～く考えなあかんで！
メイン・ディッシュ：北森鴻・・・・お盆に読んだ本第二段
メイン・ディッシュ 大好きな 北森鴻 さんの作品です。主人公は劇団「紅神楽」の看板女優でもあり、劇団を立ち上げたひとりでもある暮林ユリエ。メンバ...
[読書]北森鴻『香菜里屋を知っていますか』
香菜里屋を知っていますか 作者: 北森鴻 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2007/11/29 メディア: 単行本 ２００７年１１月購入。９ヶ月の放置。バー「香菜里屋」のマスター・工藤を探偵役に据えた本シリーズは、工藤の作る美味そうな料理を肴に客たちが ...
「狐闇」北森鴻
北森鴻(講談社文庫) 冬狐堂-古美術商の陶子は、魔鏡を競り市で手に入れたことをきっかけに、次々と起こる災厄に見舞われ、ついには骨董業者の鑑札も剥奪されてしまう。満身創痍の彼女は、狡猾な罠に立ち向かう。 古美術商・冬狐堂のシリーズ長編2作目。 ...
北森鴻さん「蛍坂」
作者: 北森 鴻; 出版社/メーカー: 講談社; 発売日: 2007/09/14; メディア: 文庫. 引き続いての「香菜里屋シリーズ」を読みました。 やっぱり料理シーンがそそられます。ただ、ビアバーという店の性格からか、揚げ物が多くて、自分では揚げ物を ...
北森鴻 いろいろ読了
北森鴻の小説は、キャラクターが立っていて、とても読みやすい。 そして、謎解きの部分も、下調べがきっちりしていて、おもしろく読める。 いつも思うのだけれど、こういう実際の歴史の中にミステリーを産みだしていくのは、本当に、大変な作業だろう。 ...
北森鴻作品
ここ数日、読み返しています。 初期作品って意外と読み返すことが少ないんですよね。 短編でも連作短編が多いので、結局は長編になりますが、二十歳くらいまでは一日に五冊くらいの本なら毎日読むことが出来ていたのですが、今となってはそんな量は無理 ...
なぜ絵版師に頼まなかったのか 〔北森 鴻〕
なぜ絵版師に頼まなかったのか, なぜ絵版師に頼まなかったのか 北森鴻 光文社 2008-05-22 売り上げランキング : 45271 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools. ≪内容≫ 変革の嵐が吹き荒れる、明治年間の帝都。 帝國大学には多くの雇われ外国人が ...
北森鴻さん「桜宵」
作者: 北森 鴻; 出版社/メーカー: 講談社; 発売日: 2006/04/14; メディア: 文庫. 「香菜里屋」シリーズ第2弾です。 マスターの工藤の先を見通す洞察力が冴えます。それと、なんといっても垂涎ものの料理の数々です。材料によっては高くて手が出ないものも ...
「緋友禅」北森鴻
北森鴻はその本がどのシリーズのものなのか、シリーズ何作目なのかということをタイトル等に書いてくれないので、シリーズごとに読もうとすると難しいですね（笑）。それとも図書館本を読んでいるからわからないだけで、帯にはどのシリーズの何作目って ...
kylyn さんのレビュー
2007年9月20日読了.