執念の先には…おすすめ度
★★★★★
第109回直木賞受賞作品。
「宝島社 このミステリーがすごい!」 1994年度 第1位
「宝島社 『読者が選ぶ』過去10年のベスト20」 第10位
「宝島社 覆面座談会が選ぶ『過去10年間のベスト20』」 第2位
「週間文春 傑作ミステリーベスト10」 1993年 第1位
「週刊文春 二十世紀傑作ミステリーベスト10」 第3位
私は本作品で人間の執念というものの凄さを痛感しました。犯人の執念、捜査官の執念、事件を闇に葬り去りたい人の執念等々…
この下巻では様々な執念が一つの事件へと向かっていきます。
そして、いよいよ、バラバラだった話が一つに集約されていきます。対象は同じでも、それぞれ形の違った執念が一つになった時、事件は結末を迎えます。
いったいそれぞれの執念はどういった結末を迎えるのか…
最期の最期まで目が離せません。しっかりと見届けてください。
上下両方の私のレビューを見てくださった方がいらっしゃいましたら嬉しい限りです。
ありがとうございました。
ソレデハ…