原作は読んでいないのですが、読んでいない人にも伝わるように作ってほしいおすすめ度
★★★☆☆
原作を読まずに映画を観ましたが、期待しすぎてしまったのでイマイチでした。
ただグリコ森永事件やミルク砒素事件を改めて思い出させて頂きました。忘れてはいけない大事件。なのに今でも平気で起きている食の不安全。一体生産業は何を考えているのか・・・私達消費者をバカにすると、レディ・ジョーカーみたいな犯人が共感されるんです。
あと、吉川こうじの演技は素晴らしかった。
原作とは別物として
おすすめ度 ★★★☆☆
観ました
あの原作を二時間で満足のいく作品に仕上げるなんて、基本無理だしと思いましたので。感想としては役者の皆さんが原作の登場人物のイメージに、結構合ってたのでは?と思います。特に渡さんと吉川さん合ってたなーと思います。このキャストで連続10回くらいのドラマにしたら、すごく良い作品ができるのでは?と思いました。色々言われてる徳重さんも、合田さんのある種の透明感みたいなのと、一生懸命な故の危うさと不安定な感じは、わかってやってるわけじゃないだろうけど、出てたと思います。あとは加納検事の出番はどうなってるのよ?ってくらいでしょうかね(笑)
概要
大手ビール会社の社長(長塚京三)が誘拐された。犯人は「レディ・ジョーカー」と名乗る5人(渡哲也、吉川晃司、大杉漣、吹越満、加藤晴彦)のグループ。身代金は20億円。犯人と被害者、それぞれの思惑の中、やがて社会的強者と弱者、差別する側とされる側などの問題が浮き彫りになっていく…。
グリコ・森永事件に想を得て記された高村薫の同名ベストセラー小説を、『愛を乞うひと』などの俊英・平山秀幸監督のメガホンで映画化した意欲作。原作が長大な内容なだけに、映画は深遠なテーマを映像化することに腐心しているが、そこは賛否分かれるところではあるだろう。ただし名優・渡をはじめとするキャストそれぞれの魅力が光り、彼らの存在によって映画としての醍醐味を感じさせてくれるのは大いに認めたい。(増當竜也)