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評決のとき

ジョエル・シュマッカー
おすすめ度:★★★★★
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重厚なドラマとすばらしい役者の揃った傑作!
おすすめ度 ★★★★★

この作品をみて思った大切なポイントは、主人公の青年弁護士ジェイクに語る先輩元弁護士ルシアンの言うように、有罪判決がでても無罪判決がでても「正義」が成り立つということだ。不可解なことだけど、正義は両極端な結論の両方ともに成立しているのである。有罪になれば社会秩序を保つ社会政策的な法的正義が、無罪になれば親として子を思う倫理的な正義が保たれると考えられる。では、どちらを優先すべきか?非常に難しい問題にぶちあたっていることに陪審員たちも、そして、見ている我々観客も気づく。もちろんその核心的な問題をクリアする為には人種に対する偏見、思想が絡み合う。
 よく正義は勝つなどというが、この事件においてはそう単純に正義だ正義だと大義名分のように声高に叫んでも絶対にこっちが正しいとはいえず、観客は逡巡するだろう。
 マシューマコノヒーの熱演(特に最終弁論には心打たれる)と脇を固めるサザーランド親子やケビンスペイシーら名優の演技にも注目したいすばらしい作品に仕上がっていると思う。私の好きな映画ベスト5に入る名作です。



じっくりとストーリーを楽しみたい向きに・・・
おすすめ度 ★★★★☆

グリシャム原作の小説の映画化。アメリカ南部ミシシッピー州が舞台。幼い娘を強姦した二人の白人男性を射殺した黒人を弁護する白人の若手弁護士が主人公。殺人を犯したことは明白で、黒人が白人を殺したという状況、人種差別の風潮が残る土地柄、陪審員もすべて白人といった圧倒的不利な状況からいかに検察側の論陣を崩すか・・・という法廷劇がストーリーの中心。
そこにKKK団の暗躍、白人優位主義者団体と黒人との衝突や州兵の治安出動、放火、弁護士への狙撃など、周囲もエスカレートしていく。
映画の中で決して声高に主張しているわけではないが、まだ現実に残っている人種差別の現実は衝撃的でもある。

ストーリーは原作に忠実に、テンポよくすすむ。ただし最終弁論の内容が原作と異なるが!、映画らしくこちらのほうがドラマティック。南部州の汗がにじみでるような暑さとほこりっぽい感じが画面全体を覆っている雰囲気。

聡明な気鋭の弁護士を演じるマシュー・マコノヒー、ライバルとなる不敵な検察官をケビンスペイシー。またサンドラ・ブロック(!)が演じる、弁護士を助ける美人学生も悪くない。


心情的には理解できるが...
おすすめ度 ★★★☆☆

娘をレイプされた男がレイプ犯を射殺するという心情はとても良く理解できるが、しかしそれはあくまでも私刑であって当然許されるものではなく、法の下で罰せられるのが当然ではないだろうか。

アメリカ(それも、特にこの作品の舞台となっているディープサウス)に、いまだ根強い人種差別に対して、真っ向から立ち向かった熱血弁護士の物語として捉えれば感動的な話ではあるが、結末は些か納得しかねる。或いは、これは、法律には全くの素人を司法に介入させる陪審員制度の陥穽であろうか。


法廷ものは良い
おすすめ度 ★★★☆☆

黒人差別問題をテーマに作られたものだが、自分が考えていた以上に差別が今でも大きな問題なのだと知らされ、ショックだった。
法廷のシーンは、心にくる。特に、黒人の被告と白人の弁護士の評決前日の会話は、大きな衝撃で、似たようなテーマの他の映画をうち砕いてしまうだろう。ちゃちな演出もあるが、観て損はしないだろう。


概要
ミシシッピー州カントンの裁判所で、ふたりの白人青年に暴行された黒人少女の父親カール(サミュエル・L・ジャクソン)が犯人を射殺。新米弁護士ジェイク(マシュー・マコノヒー)は彼を弁護することになるが、人種差別のはびこる南部の町を舞台に、やがて事件は白人と黒人の対立という大きな社会問題へと発展していく…。
ジョン・グリシャムのベストセラー小説を『タイガーランド』などジョエル・シューマカー監督が映画化。アメリカ映画では繰り返し描かれてきた人種差別問題をモチーフにしているが、ここで彼は単に多彩なキャストをさばくといった職人芸だけではなく、グリシャム小説につきものの作り物めいた物語性をいかに払拭させ、社会的反骨の姿勢をもって演出に腐心しているかが容易にうかがえる。ケヴィン・スペイシーが憎まれ役検事を熱演。(的田也寸志)

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