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 恋いちもんめ (幻冬舎文庫 う 4-3) |
宇江佐先生の作品が立て続けに文庫化されています。
ファンとしてはありがたいことです。 さて本作、 両国広小路の水茶屋「明石屋」の娘お初の恋と、 お初の家族、恋人栄蔵らの人生の明暗を描いた人情もの時代小説です。 読みどころは、 まっすぐな娘、お初が若さ故に悩みながらも、 誠実に生きることで、 周囲の人々を変えていき、 最後には・・・、 というドラマ性です。 よくできた恋愛小説で青春小説です。 現在の時代小説の書き手では、 名実ともに「NO1は宇江佐真理」というのは、 衆目一致するところですよね。 そういう背景で本作を読むのですが、 確かに平均以上。 最後まで読者の心を掴むストーリーの力強さもあります。 「冶玄店の女」と同じ感想ですが、 本作、主人公の相手役、 男（栄蔵）の描写がいまいちのような。。。 本作でいうと、 相手役の栄蔵は実家の火事の後姿を消すのですが、 その失踪の必然性が感じられません。 手練のストーリーテラー、宇江佐先生としては珍しいことです。 この調子で最後まで栄蔵にのめり込めませんでした。 どうしても比較してしまいますが、 代表作、髪結い伊三次シリーズでは、 主人公伊三の心理描写が効いていて、 それが恋愛の描写にも繋がっているように思います。 栄蔵の里親に預けられた歴史などもっと掘り下げたらなあと。。。 本作はすかっとできませんでした。 期待値の高い作家宇江佐先生だけに、 ちょっと厳し目なレビューで。 |
 無事、これ名馬 (新潮文庫 う 14-3) |
宇江佐さんは初めて読みました。 勉強もスポーツもダメ。だけど愛想が良く、皆から好かれる太郎ザエモン。 時代は違っても、出世してほしい。優秀でいてもらいたい。と親は願います。 本人はのんびりした性格。 安穏と生きる方がいいと、考えている様子。 周囲の大人に振り回されず、自分らしく、気の優しい大人になっていく姿が、いいです。 こう生きてこられたら、皆幸せかもしれませんね。 |
こんな 宇江佐真理 の夢を見た！
ユーザーとのコミュニケーションをベースに自分の支持層を拡大していった 宇江佐真理。今回のリミックスは極めて異例、また稀少なもの。
初めての１人きりのイベントながら、ハイテンションなトークで会場では常に笑いが起こっていた。
こりゃあようするに一言で言うとあれだ
『 時はその使い方によって金にも鉛にもなる。 』（ プレヴォ ）
よ～く考えなあかんで！
37冊目とハリーポッター
宇江佐真理さんの髪結い伊三次捕物余話シリーズの『雨を見たか』を読み終わる。よいよ、最新巻にとりかかる。2006年11月から待って2008年だから１年半ほど待った、新巻。 そして、今日はハリーポッターの最終巻が届く。 このところ、暑さで睡眠不足が、 ...
「恋いちもんめ」 宇江佐 真理
宇江佐さん、初めて読んでみました。江戸人情物 いいね〜お初ちゃんはけなげな娘なのだらしない兄さんがお嫁さんをもらうまでは、自分の恋は二の次・・...
「蝦夷拾遺 たば風」 宇江佐真理
「蝦夷拾遺 たば風」 宇江佐真理 文春文庫時代小説はめったに読まないのですが、以前、宇江佐真理さんのものを読んで、すごく気に入ってしまったので、またちょっと読んでみたくなりました。著者は函館在住で、この本は、どれも蝦夷地、つまり北海道に ...
[書評]「無事、これ名馬」 宇江佐真理著
宇江佐真理さんの一冊読み切りの本です。 主人公の村椿太郎佐衛門は、江戸城卸佑筆の父親を持つ武士の長男、一人息子です。まだ七つになったばっかりの小さい男の子ですが、とにかく泣き虫ですぐに涙をこぼしちゃうし、剣術のほうもからっきしでといった ...
「室野梅」おろく医覚え帖 宇江佐真理
１９９７年～１９９８年 「季刊歴史ピープル」に掲載 全２７９ページ 短編連作もの４話収録おろく医者おろく早見帖山くじら室の梅 実在の記録はない 「おろく」とは死体のことで 南無阿弥陀筒の６文字で お陀仏＝仏様の意味そのおろくの検死をする医者 ...
「ひょうたん」宇江佐真理・著
ひょうたん, ひょうたん (2005/11/19) 宇江佐 真理 商品詳細を見る. 今日はこの本。 宇江佐さんの描く時代小説の世界ってやっぱいいいなぁ。 ごく普通の当たり前の暮らしなんだけどみんな生き生きしている。 こんな風に暮らしていけたらいいな。 ...
【恋いちもんめ】 宇江佐真理 著
恋いちもんめ(幻冬舎文庫) 著者：宇江佐真理 発行所：株式会社幻冬舎【恋いちもんめ】 私の評価：★★★☆☆ 〜後ろのあらすじ紹介〜 年頃を迎えた水茶屋の娘・お初の前に、前触れもなく現れた若い男。 青物屋の跡取り息子で栄蔵と名乗る青年は、 彼女の ...
宇江佐 真理
切ない人情話の連作......舞台は「武家」.....泣きました（笑）。 お江戸人情話は「大好物」で......... 「武家もの」「町民もの」「職人もの」「商人もの」.....なんでも好きです。 でも.......宇江佐さんは、あまり手にとって来な...
宇江佐真理著「蝦夷拾遺 たば風」文春文庫
「蝦夷拾遺たば風」 たば風とは 著者のあとがきによれば ―悪霊が吹かせる悪い風. 日本海側で冬に吹く北西の風を示す松前地方の方言. それは台風に近い強さの風であるようです. あとは祝言を待つばかりだった幸四郎とまな だが幸四郎が倒れ半身不随の身に ...
『ウエザ・リポート』 宇江佐真理
『ウエザ・リポート』 宇江佐真理1500＋税 PHP研究所 2007/12/21発行ISBN978-4-569-69633-1 ……このひと、けっこう毒舌だわ。 それも風刺の効いた世論への毒ではなく、どっちかっつーと近所のオバサン的毒。 実際、主婦なワケだから、それは正しい姿勢とも ...