二年くらい前に聞いたときはどこがいいのか分からなかった。でも今、多少なりとも人生経験をつんできて、凄さがやっとわかった。ジャニスはすごい。こんなにも魂を震わせて、心から声を搾り出して歌っていたなんて。やっぱ定番ですがCry Baby。何も感じないで聞くのは絶対無理。最後のGet It While You Canにいたるころにはじんわりと涙が出てきます。短くてもぶっとい人生を送ったジャニス。ありがとう。
カリスマ散るおすすめ度
★★★★★
その圧倒的でソウルフルな歌声で他を寄せ付けなかった
ジャニス・ジョプリンの最後の作品。彼女の歌い方は
飴と鞭みたいな歌い方だったと思う。ある時はゴンッと
頭を叩かれるような一瞬で爆発を起こすような歌い方
をしたと思うと、次にはオーディオにグングンと引き付け
られるように、伸び、粘着性、持久力のある歌い方を
するんだから聴いてて心揺さぶられるし、陶酔してしまう。
それにしてもカリスマってのは若死にしますよね。
ジム・モリソン, ジミ・ヘンドリックス, ジャニス・ジョプリン と
皆27才で死んで、3Jなんて呼ばれてますが・・・
人が生まれながらに持ってるパワーや運が平等だとすると
カリスマは一瞬で爆発させてしまうのかな・・・。
Buried Alive In The Bluesおすすめ度
★★★★★
彼女の最後の作品であり、一番まとまりのあるアルバムである。意に反する売れ方、大変なコンサートツアー、メンバーとの不協和音、ドラッグなどで彼女は身も心も蝕まれていったのだろうと想像します。彼女の生き様を現すような「Buried Alive In The Blues」を聴くと、少々感傷的になってしまう。
この曲は後に歌詞をつけて生まれ変わっています。皆、Janisのことを頭に浮かべて歌っていることでしょう。
このアルバムには他にもスマッシュヒットが多く含まれており、やはりJanisの代表的なアルバムでしょう。Dan Penn作曲の名曲も含まれており、Rockが活き活きしていた頃の若者の悩みやパワーを体験下さい。
誰もが認める名盤
おすすめ度 ★★★★★
誰もが認める名盤 ジャニスの魂を揺さぶるようなボーカルを聴いて感動を覚えない人はROCKを聴くのを辞めたほうがいいです 1曲目のMOVE OVERから彼女の世界に引き込まれ2曲目のCRY BABYで背中に電流が走り五曲目のBURIED ALIVE IN THE BLUES(邦題 生きながらブルースに葬られ)は彼女が死んでしまった為ボーカルトラックが未完のまま収録 8曲目のMERCEDES BENZはアカペラで歌い上げ 9曲目のTRUST MEはとても切なく・・・などどの曲のグレードも極めて高く、最初から最後まで一気に聴き通すことが出来る ジャニスはこのアルバムの完成を待たずに死んでしまったがそんな事とは無関係にロックの歴史に残る一枚である
概要
ジャニス・ジョプリンはブルースを自分のものにした。1970年にヘロインの過剰摂取で亡くなったジョプリンは生きてこのアルバムを完成させることができなかったが、彼女の激しい情熱、苦悩とエクスタシーの入り混じった極限の叫びは迫力充分。お陰で本作は、彼女の時代のもっとも忘れがたいレコードになった。インスト曲「Buried Alive in the Blues」ではバンドも活躍するが、リリース後何十年も経っている本作を今なお聴きがいのあるものにしているのはヴォーカルである。傷心の苦しみを歌い上げた「Cry Baby」や、希望に満ちた言葉をつづったクリス・クリストファーソンの「Me & Bobby McGee」を聴けば、なぜ悲劇の人とも呼ばれるジョプリンがポップ界に欠かせない存在なのか理解できるだろう。(Steve Appleford, Amazon.com)