表紙や中身の作画のクオリティは文句なしに最高です。でも、梨花ちゃんのあんなことするシーンや沙都子があんなことされるシーンなどは、原作を知っていても正直引いてしまいました。ww日常シーン(ほとんどないけど・・)の詩音や悟史のきれいな絵柄と非日常の残虐なシーンのギャップが今回はかなり際立っていたように感じます。
なんだかんだといいましたが、詩音の一途な想いが伝わってくるような作画や心理描写はさすがにうまいと感じました。あと、今はいろいろ世間で残虐な事件が頻発しているので大丈夫かなコレ・・・と心配になりました。特に梨花ちゃんが包丁で、アレにアレするときw
「次の」世界では幸せに…おすすめ度
★★★★★
この余りにも哀しい物語もいよいよ最終巻となりました。
詩音が犯してしまった罪は同情できるものではありません。ただ彼女は幸せだった日々を取り戻そうとしていただけだった。しかし、疑心暗鬼に囚われ、いつの間にかその目的さえも見失ってしまった時既に彼女の運命は決まってしまったのかもしれません。
ちなみに、漫画版では原作とは違ってラストに一工夫(アレンジ?)されていますが、この話の後味の悪さをより一層引き立てており個人的にはアリかなと思います。
何はともあれ、作画担当の方條ゆとり様、お疲れ様でした。
うーむ
おすすめ度 ★★★★★
方條ゆとりさん、今まで顔芸が酷かったのであまり好きじゃなかったのですが
この巻を読んでからは、この方が目明し編を描いてくれて良かったと思えました。
梨花の描写に関しては、画力がまだ未熟なのに無理にホラーをしようとしていたので
不満点の一つでしたが。
とにかく内面描写が良くできています。
漫画での詩音は、ゲームやアニメともまた少し違った印象を受けるかもしれません。
最期は賛否が分かれるかもしれませんが、自分としては
あくまで「殺人鬼の末路」に徹した所を評価したいです。
また、あの落差だからこそ、詩音の叶わぬ夢がどこまでも悲しく感じられました。
空白の使い方も上手い。後悔から来る走馬灯、特に沙都子や魅音に対して向けられる感情は
こちらが引き込まれるほどで、最後まで目が離せなかったです。
方條ゆとりさん、お疲れ様でした。