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+ 二十四時間の情事 +

二十四時間の情事

エマニュエル・リバ
おすすめ度:★★★★★
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不在の時間
おすすめ度 ★★★★★

ひとは今にいて過去に生きる。あるいは過去のどこかで生きていたのかもしれない。過去とはそのひとの記憶にすぎない。ヨーロッパと日本。戦争の傷痕。それは博物館の陳列品だ。それらは過去の時間からも空間からも切り離され分類されて崩壊することなく曝されつづける。そして私たちはその意味からも死者たちからも固く遠ざけられている。この永遠につづく無の時間。それは物の死だ。記憶はひとの中にしか存在しない。いまいる「わたし」も「あなた」も、地球のどこか片隅にいて「今」という時間のはざまで不在のまますれ違っては離れていく。だから記憶は交感することもなく交差することもなく、ひとの中で時間を失ったまま留まりつづける。



難しい・・・。
おすすめ度 ★★★★☆

 これがアラン・レネの最高傑作と呼ぶ人も少ないことを考えると、理解できなくて当然と言ったところかもしれません。
 カメラ慣れしていない戦後13年の広島の市民。このドキュメンタリー顔負けの映像が、なぜかこの映画の価値を高くしている気がする。戦争の傷があちこちに残る中、ヒロインの女は敵国の男ばかりを愛してしまった過去に囚われ、悩まされている。時と意識の流れに取り残されそうになるかのようなモノクロの暗い映像に、広島という土地。
 凄まじい邦題が、映画を判らなくしているような気もする。



ヒロシマ・モナムール
おすすめ度 ★★★★★

原爆投下後のヒロシマを舞台に描く日本人男性とフランス女性の情事。戦争体験によるそれぞれのトラウマを絡めながら物語は進んでいきます。モノクロ画面ゆえに引き立つ広島の景色も見どころ。焼け野原ではないものの、街灯も建物も少ない中にぽつんと浮かぶ、今はない映画館のネオン塔が印象的でした。ある雑誌で、ビョークもお気に入りの映画の一つにあげていました。当時、敢えて訪れる外国人が少なかった時期の作品という点でも、見る価値アリです。



恋愛
おすすめ度 ★★★★★

制約が存在する恋愛は「不毛」で終わってしまうのか。切迫した時間は二人の愛の移行となって,神妙に物語は展開します。光と影で映し出される男女の肌。空気を伝える音楽。恋愛の避けがたい矛盾を誇張なく描いた美しい映画です。


概要
戦後10余年、映画のロケで広島を訪れたフランス人女優(エマニュエル・リヴァ)と日本人建築士の男(岡田英次)が、ホテルの一室で一夜限りの情事にふけっている。女はかつて戦時中、ドイツ人兵士を恋人にしていたことで、戦後頭を刈られて断罪されるという過去を持っていた。そして女は男との情事を通じて広島の惨禍を知る…。
マルグリット・デュラスの原作・脚本を得てフランスの名匠アラン・レネ監督が、広島というよりもHIROSHIMAを戦争、即ち人間の犯す原罪と捉えて描いた名作。いわゆる反戦映画でも原爆批判でもなく、ドラマ性すら拒否し、イメージの羅列と淡々とした男女の会話の中から、時間の流れとともに戦争の記憶が忘却の彼方に追いやられていく哀しみが醸し出されていく。とかく難解さが取り沙汰されるレネ監督作品の中でも、これは比較的掴みやすいほうだろう。特に唯一の被爆国・日本にすむ者は、そのイメージを感覚的にも解読しやすい。(増當竜也)

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