蝋人形の館自体がロウでできている。これが溶けはじめるCG技術が一番のみどころおすすめ度
★★★☆☆
タイトルとポスターを見るとかなりのB級映画のように見えるけれど、これは実は大作とまではいかないけれど、ホラー映画にしてはかなりのお金がかかっている。
お金がかかっている部分は最後1/4で、うらびれた町そのものをセットにしてしまったところと、それとCGだ。水とか炎のCGはかなり一般的になってきたが、ロウのドローっととけていくところがCGになっているのが新鮮だ。昔の映画のリメイクだが、登場人物は、昔の紳士淑女とは異なり、現代おきまりのかなりアホな男女の集団だ。そのなかでも光っているのがご存知パリス・ヒルトンだ。彼女に関しては、本来のアホさに比べれば映画の役のほうがかなりマトモに見える。お色気シーンもあるし、パリスのファンにはオススメだ。悪役達も相当不気味でかつ腕力がありそうで、手ごわい。彼らの過去の秘密が作中であばかれるが、あまりストーリーの上で関連性はない。
なんといっても本作の一番のみどころは蝋人形の館そのものが、ロウでできていることだ。技術的にかなり難のある設定だけれど、これが溶けはじめるのが醍醐味だ。
ブルーレイだけれど、この作品に限って言えば、DVDでみてもそんなに変わらなかったのではないかと思う。あまり解像度の高さは感じなかった。
何故ここで使わないのか(1層 VC-1 DD5.1ch)おすすめ度
★★★★☆
ホラー専門レーベル、ダークキャッスルによる『肉の蝋人形』のリメイク。
『TATARI』『ゴシカ』『13ゴースト』『ゴーストシップ』等、どこか詰めの甘いホラー作品を
送りだしているが、本作はその中では楽しめる出来。
ホラー作品のお約束を、あえて踏まえない展開はなかなか。
あまり血も出ないのでBlu-rayの高画質で観るには適してしるかもしれない。
が、いかんせん解像度が低い。コントラストも低い。
一概には言えないが、ワーナーVC-1タイトルに総じてみられるツルッとした画を、何故ここで使わないのかと言いたい。
輪郭も甘く、音も迫って来ない。
ラストは見るものを圧倒する!
おすすめ度 ★★★★☆
はじめは「テキサス・チェンソー」系かとあまり期待してなかったのですが
全然違いました。期待していなかっただけに見終わった時の興奮はすごかった。
ストーリーも完成していて、もちろんオチも素晴らしかった。ラストシーンの
タイトルにもなっている「蝋人形の館」の最期、目を離せませんでした。