夏B:ナツの成長おすすめ度
★★★★★
毎回各チームの話が多少かぶる。
今回は、花とハルの春チーム、新巻の冬チーム(ひとりだけど)お蘭たち秋チーム、そして精鋭軍団夏Aが邂逅。
そして夏至の賞では夏Bと、1巻に全チームが集結している。
今回の見所は、今作の冒頭に登場した岩清水ナツ。とろくて、内気で、弱気な女の子。高校でいじめられ、学校に行くのが大嫌い。
チームに入ってもいじめられ。。役立たずで。。
そんな皆の気になるナツっちゃんが、たくましく成長。
愛する人の幸せを祈る大人の女への階段を一歩、上りました。
二人で一緒に幸せが、一番良いけどいかんせん、この世では男女の組み合わせは1対1とは限らない。
その悲しさを超えて。。。さらに成長して欲しいな!
やっと・・・おすすめ度
★★★★★
灰の章のラストと新たに始まる夏至の章収録巻。
灰の章では花、新巻、ハルと秋のメンバー達がとうとう夏のAチームと遭遇。
みんな灰よけのマスクで顔を覆っているので眼しかみえないが、小瑠璃の悲しげな瞳がとても印象的。氷のように冷たい、全ての憎しみと狂気をたたえているような安吾の眼。Aチームとの相対はほんの一時だが、それによって秋のチームの結束力のようなものが見えてくる。そしてガイド十六夜との別れ。
夏至の章ではナツ、嵐、蝉丸は「ぞうとらいおんまる」で牡丹たちと合流するために出航する。
その途中で海にただよっていた新草ひばりという少女を救出し、秋のチームのもとあった村へ到着。そこにあった置手紙によってとうとう花と嵐はお互いの生存を確認・・・
牡丹たちとも無事合流し、一旦めでたしめでたしといった感じで12巻は終了している。
登場人物のリンクを多い巻。ナツや蝉丸の人間としての成長もきちんと描かれていてよかった。花がこの世界にいるのを知ったときの嵐の反応に涙・・・
どうか生きて二人が会えますように。
ついに時間軸が一致
おすすめ度 ★★★★★
さまざまな事情で未来に送り込まれた子供&大人達。
チームの成り立ち、過去の物語がシリーズ的に語られていたが
ついにすべてのチームが何らかの形で接触、合流した。
ばらばらだった糸がひとつに繋がった高揚感がある。
これから彼らの<現実>での本当の意味での物語が動き始めるのだと思う。
個人的に、ナツの、ゆっくりと、だが確かな成長を応援したい。