スーファミ版はリリース当時はマリオ人気に押され今ひとつだったものの、タイムアタックのアツさに徐々に話題となっていき、今ではスーファミのレースゲーといえばF-ZEROかマリオカートというくらい双璧をなしています。自分はスーファミ以来だったのでシナリオモードは正直それほど魅力を感じませんでしたが、ゲーム部分のエッセンスは十分すぎるほど凝縮されています。
遊びごたえたっぷりおすすめ度
★★★★★
GBAで手軽に遊べそうなソフトを探していたところ、F-ZEROの新作が出ていたのを発見。アニメの「F-ZERO ファルコン伝説」は一度も見たことがありませんが、F-ZEROなら間違いないだろう、と思って購入しました。
基本的なゲームシステムはSFC版と同じです。非常によくできたレースゲームなので、SFC版をやったことがある人はもちろん、初めてF-ZEROをプレイする人も楽しめると思います。
今のところストーリーモード、グランプリモード、ゼロテストモード(機体、コース、制限時間の制約をクリアする)などを一通り遊びましたがまだ出てこない隠しキャラが結構いるので、遊びつくすまでにはまだまだ先が長そうです。
なお補足情報として、「1カートリッジ対戦ができる」「セーブデータが2つある」のも評価できるポイントだと思います。さらに最近発売されたカードe+を使ってレースやマシンのデータを読み込むことができるようなので、また違った楽しみ方もできると思います。
F-ZEROはスーパーファミコン版以来の久しぶりのプレイでしたが、改めておもしろいと思いました。長く楽しめる、お買い得の一本だと思います。
懐かしいF-ZEROおすすめ度
★★★★★
最近出たF-ZERO XやGXの三次元コースより昔風(スーパーファミコン時代)のレースの感じで、その初代のF-ZEROファンに絶対お勧め。
GBA版のF-ZEROで磨いたスキルがこのゲームにも通じるし、惑星のバックグラウンドが相変わらず面白くて、ストーリーがイマイチなところはあるがとにかく面白い。レースは大体一、二分以内に終わるので電車の中でやるのも問題なし。マシン(車)が今までの数台から三十数台に大増加。(一回しか使わんマシンが多いけど…)しかも毎週放送されるアニメに連携している。
ちょっと残念なところは一つだけ。SFC版のF-ZEROは走りやすくてリラックスするコースが多かったのに対して、ファルコン伝説にはジャンプ、Sターン、いろいろな邪魔者があってパイロットの集中が必要になりました。
でもGBAを持つ人には絶対「買い」です。★★★★★に間違いない。
##### F-ZERO ファルコン伝説 #####
おすすめ度 ★★★★★
~オリジナルと同じ疑似3DのF-ZEROです。F-ZERO~~ GBAも同様のタイプでしたが、個人的にはレース展開が平坦でイマイチと思っていましたが、こちらの方はオリジナルのワイルドさが戻ってきました。3DポリゴンのF-ZEROも奥が深くて良いのですが、こちらの疑似3Dのシンプルな操作感覚が個人的には好みです。わかる人にはわかる、プログラミング次第でこんなにゲームの面白さが変わるのかという好例です。過去のF~~-ZERO作品の中で、トップクラスの出来と思いました。~
概要
任天堂の超スピードレースゲームシリーズ「F-ZERO」をTVアニメ化した「F-ZERO ファルコン伝説」を題材にしたGAMEBOY ADVACEタイトルが本作だ。アニメのオリジナルキャラクターとゲームシリーズでおなじみのキャラクターたちが同時に登場する近未来SFレースゲームとなっている。
レースゲームの「グランプリモード」や「タイムアタックモード」に加え、8人のキャラクターごとに5話ずつのシナリオがあり、さまざまなミッションをクリアしていく「ストーリーモード」が搭載されて、アニメと連動したサイドストーリーが楽しめるようになっている。
GBA版では初登場となる懐かしのSFC版のキャラクター「キャプテンファルコン」や「サムライゴロー」、シリーズファンにはたまらない「ミュートシティー」や「ビックブルー」などいったコースも懐かしのBGMとともに用意されている。
キャラたちによるイベントシーンなどもあり、アニメを見てプレイすれば感情移入もひとしお。シナリオは各キャラクターの相関関係がわかりやすく作られていて、アニメを見ていなくても十分楽しむことができる。
カードeリーダー+を接続し、『F-ZEROファルコン伝説カードe+』を使えば、マシンやコースのデータをカートリッジに追加することができる。GBA専用通信ケーブルで4人までの対戦も可能で、任天堂ならではの拡張プレイも大いに魅力的だ。
家庭用ゲームからアーケード、そしてアニメへと舞台を拡げ、歴史とともにますます発展するF-ZEROワールドが、今作でさらに身近になるにちがいない。F-ZEROファンは必携、アニメで興味を持った方も、ぜひプレイしてほしい。(江口謙信)