傑作。おすすめ度
★★★★★
現代にも通ずる、普遍的な相場師の心の在り方が書かれており有意義だった。
(たとえば彼が順張りの相場師であることを反映して、ところどころに、『逆指値』の考え方が出てくるのも面白い。)
翻訳上の問題で
一人称の『おれ』が、ここの書評で
コテンパンに酷評されているが、自分としては気にならなかった。
この本全体から読み取れるリバモアのキャラクターには
どこか純真で(悪く言えば無用心)、良くも悪くも子供っぽい部分があるように思える。
理性が要求される相場において
しばしば理性的ではない側面をのぞかせてしまう、リバモアのキャラを反映するなら
『おれ』で差し支えないと思った。
また、原著に逆らう形で
主人公の名をモデルの本名(すなわちリバモア)にしたことも英断だと思う。
(念のため、自分は訳者本人ではないです)
投機の教科書として、エンタテーイメントとして、おすすめ度
★★★★☆
・マーケットの価格のみを信じろ
・マーケットの噂を信じるな
・自分の判断だけを取引の根拠にしろ
・スイング最高
・相場のコンディションによって、同じ材料でも相場への反応は変わる
→ 強気の時は弱気の材料は無視される
弱気の時は強気の材料は無視される
・相場のコンディションを見極めてそれに従え
・利食い・損切りともに、
「どれほど上がるか」=金額ではなく「いつまで上がるか」=時間で考えろ
等々、参考になること多数。
いいですね。これ。おすすめ度
★★★★☆
でも、噂どうりタイトルが安っぽくて、翻訳もイマイチ。
オレって表現は、いただけないなぁ(ToT)
内容は最高(^o^)/
英語版も買いました。
★1つ原点!
皆さんと違う意見です。
おすすめ度 ★★★★★
みなさん、スミッテン著の「伝説の相場師ジェシーリバモア」を推奨してるみたいですね。
私も両方2回ずつ読みました。
これら2冊は引用しているかのごとく、同様な記述がいくつか見られました。
スミッテン著は奥さんがどうだとか、子供がどうだとかといった人物像について焦点を当てている感じが強く、いわゆる読み物として興味をひくものではありましたが、これらの記述は私には無駄な部分に感じてしまいました。悲惨な結末へと陥っていく状況などドラマチックな人生を感じたい人は良いかもしれません。
それと比較し、こちらの本は完全な伝記ではないため、より相場のことやトレードについての考え方、記録が詳細に書いてあります。自分のトレード手法と照らし合わせて、勉強になる部分が多くあり、いくつかの考え方を実際のトレードに流用させてもらい、良い感触を得ています。
個人的には、高い金を払ってプレミアムの付いた本を購入するぐらいなら、こちらを何回も読んだほうがよいと感じました。