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黒執事 2 (2) (Gファンタジーコミックス)

枢 やな
おすすめ度:★★★★★
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その執事、調教。
おすすめ度 ★★★★☆

・執事といえば名前は「セバスチャン」。
・執事といえば初老で眼鏡。
・つまり「セバスチャン」といえば初老で眼鏡の執事。

そんな(一部の)日本人的偏見に満ちた執事像を塗り替えてくれる執事漫画。私は真逆の路線、戦うメイドものに飽き飽きして漂流してきたので楽しく読めました。「本来の」執事の日常もしっかり描かれ、メリハリが効いています。

2巻のツボはやはり○○○の女装でしょうか。私はその趣味はないですが(苦笑)萌え萌えされた方も多そう。そっち系に萌え萌えされる方は★+1で。

今回は英国を舞台にした作品にはお約束のように扱われてる「切り裂きジャック」事件、そして(某ゲームの影響もあってか)その犯人の解明と割と先読み出来るな流れでしたが、ちょうど盛り上がってきたところで終わってくれます。

余談ですが帯のキャッチコピー「黒く 正しく 美しく」は現段階で発売されている3冊中一番お気に入り。

細かいところまで凝りに凝ったに違いない、存在感あふれる漆黒がのこのシリーズ、貴方の書架の彩りに加えてみてはいかが?



ベタといえばベタですが
おすすめ度 ★★★★☆

黒執事2冊目。イギリス設定ということで、お約束のジャック・ザ・リッパー話です。
伯爵カインシリーズや魔探偵ロキのテイストが混ざったような、「うーん、どっかで見たな」という感想は正直否めませんが、1冊目よりはキャラの特性もうまく生かしている気はします。ストーリー展開にはまだ練りこみの余地があるとは思いますけれど。
賛否両論あるようですが、さらっと読むぶんにはまあこのくらいでいいんじゃないでしょうか。



面白いん、ですけどね・・・
おすすめ度 ★★★☆☆

イラストや話の進み方は面白いと思います。
特にイラストはゴシックモチーフで、そういう雰囲気が好きな方は目で楽しめるのでは。
ただ私が今作で気になるのは以下の二つです。

一つ目は、シエルの性格設定が定まっていないように見受けられます。
1巻より確実にお茶目になっています。あの皮肉さと不遜さはどこにいってしまったの
でしょうね・・・。まあ、このシエルはシエルで悪くないと思いますが、違和感があり
ます。

二つ目は、あれだけ切り裂きジャックについてミステリー感を煽っておいて、なんだ
その結論?と言う感じです。理論も何もあったものではありません。
まあ主人公が悪魔ですからそういう展開でもアリかなと思いますが、ミステリー風味
を使うのなら大・大・大反則な真実かと。ネタバレになるのでぼやかしますが、
魔法や隠し通路や透明人間やらが犯人!というのはあまりにも・・・です。

でもセバスチャンのキャラは味があり興味深いので、星3つです。



目をつむれば、、。
おすすめ度 ★★★★★

執事の正体もわかったものの、まだまだ仕事は終わらない、むしろ増えてます、というような2巻。私は正直、この作品を気に入ってます。

物語の筋書き、絵も綺麗だし黒vs赤なんていう設定も面白い。「あくまで、執事です」的な死神の言葉もまた「おぉー、なるほど」と感心しました。でもまだまだなんですよね、読み応えが薄いんだと思います。ひとつひとつの人物のやる事が中途半端というか丁寧に描かれていないので表面だけな感じで非常にもったいないです。

それでもいい作品だとは思うので3巻もぜひ買うつもりです。









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