とれないバグがとれたおすすめ度
★★★★★
仕事で使うために買いました。
バグがとれずに悩んでました。awkのデバッグって大変ですよね。
awkに方言があることを教えてくれたのが本書。おかげでバグがとれました。
客先や出先で、貧弱な環境でデータを操作しなくてはならないときがあります。
特権ユーザーを使えなくて、ソフトがインストールできないことがあります。
UNIXでもコンパイラもマニュアルも入ってなくて、環境をいじれないときがあります。
とんでもなくボロいPCしかないのに、緊急にデーター復旧しなければいけないときがあります。
予算も理解もなくて何にもツールがないのに仕事をしなくてはならないときがあります。
そんなとき awkは役に立ちます。絶望の中に光が差すように。
値段が安い。最近出版された本よりずっといい。結局これ1冊手元に残ってます。
私はこれで盲を開きましたおすすめ度
★★★★★
この本に出会うまでは、プログラミング言語なんて C や C++, Pascal, Modula-2, Oberon 等で十分だと思っていました。
この本のすばらしい所は、それらの言語だとどういう問題が解きにくいのか、それとなーく例で示してくれることです。
『おぉ、それは確かに気がつかなかった』
『おぉ、そうかそうやれば簡単に解けるのか。しかし C とかだと…ってなるほど、awk はそういう風な機能をサポートすることで、簡単に解けるようにしてくれたんだ』
という「気づき」を連続して食らって感動した記憶があります。
少なくともそれまで読んだ awk 本のような「awkの使い方」に終始した本ではないのは間違いありません。
私はこの本のおかげで、sed から perl に至るまで、何が重要なのか理解することが出来るようになりました。
「256倍」シリーズのロングセラー
おすすめ度 ★★★★☆
会社の先輩に貸してもらったのがこの本との出会いです。結局その本は使い込んでぼろぼろ、巻末のリファレンスも切り取って持ち歩くくらい、一時ははまりました(その先輩には買い直してお返ししました)。この本では志村さんがawkのすみずみまで「ほじくって」くれます。どのくらいの文字列まで扱えるのか実際に確認したり、複数の版のawkで処理時間を比べたり、実験精神にあふれた内容で、スクリプト言語をツールとして使い倒すにはこんな風にすればいいんだな、とツボがわかります。古めかしいDOS環境での内容ですが、リズムのいい文章を読むだけでもいいかも。自分はこの本以降、志村さんの名前のある記事や書籍は必ず手に取るようにしています。