八ヶ岳に行きたくなりました おすすめ度 ★★★★☆
閉鎖されている八ケ岳のホテルを再建するために、かつての一流ホテルマン(佐藤浩市)が奮闘するドラマ。集められたスタッフは皆ホテル勤務経験のない人ばかりで、最初は互いにぶつかりあいながらも、外装・内装ともに傷みはじめているホテルを修復・復活してゆきます。それぞれの登場人物が皆個性豊かなのが見ている側を楽しませてくれます。八ヶ岳の雄大な自然とそれに調和しているホテルが美しい。八ヶ岳に行きたくなりました。
概要
再建ものドラマの元祖として名高い、1976年に放送された田宮次郎主演の同名ドラマのリメイク。八ヶ岳にある閉鎖中のホテルを建て直すことを命じられた元一流ホテルの支配人、面川(佐藤浩市)は自らスカウトした素人同然のスタップとともに、ホテルの再建に乗り出すのだが、それは同時に自分自身の再起をかけた道のりでもあった。 今となっては古めかしくなってしまったオリジナルの設定を時代に即した形でアレンジ。各エピソードもまったく同じではなく、オリジナルよりシビアにならざるを得ない部分も増えている。大筋の方向性だけが生き残っている格好だが、オリジナルのハードルが高すぎたせいか、リメイクとしての独自路線が定まらずじまいになってしまった感は否めない。オリジナルでニセ雑誌記者役だった杉浦直樹が高名なホテル評論家として再登場する第3回は、そのマニアックな捻り具合が見物。(麻生結一)
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