等身大のヒロインに自分を重ねて おすすめ度 ★★★★★
じわじわと心にしみこむような感動作でした。
心に傷を負った孤独な男女が、厳しい現実に遭遇しながら、本当の愛、癒し、家族の再生を手に入れていくお話です。
経済的貧困、亡夫の秘密、親友の裏切り、親子の葛藤など、ヒロインにさまざまな試練が襲いかかります。
でも彼女は傷つきながらも、希望をもって前向きです。
その等身大のがんばる姿に自分を重ねて、応援せずにはいられませんでした。
日常の積み重ねが大きな幸せにつながる、リアリティのある作品です。
最後は心の底から純粋な感動が湧き上がってきて、深い満足感がありました。
(読後、作者のホームページを見たら、この本は one of the Booklist Top Ten Romances of the year、RITA賞ファイナリスト作品などの賞に選ばれたと書いてありました)
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