クラシックとロックの融合 おすすめ度 ★★★★☆
『仮面ライダーキバ』のBGMは、とにかくクラシックを盛り込むことに意欲的である。
それはもちろん作品の主軸にバイオリンが置かれていることに起因するが、西洋風味の強い世界観と良くマッチしている。
もともとバイオリンを含むクラシック音楽は西洋で発達したものであり、ヴァンパイア・ドラゴン・城・ステンドグラス等々…『仮面ライダーキバ』のデザインと相性が良いのは必然と言えよう。
また、それとは別の地域で発達したロックの風味も取り入れ、独特な世界観を作り出している事には舌を捲く。
第1話放送日。
前作『仮面ライダー電王』ではキック技の印象が弱かったこともあり、敵を押し込み紋章を刻むキバのキックに痺れたのは記憶に新しい。
そしてそのバックで流れる戦慄の音楽。
キバットの「ウェイクアップ!」の声に続き、バイオリンの細かい旋律が心を掻き立てる。
個人的には、この必殺技時に流れる1曲だけでも、購入する価値があると考える。
他にも、紅親子が演奏するあの曲や、ガルルフォーム初登場時に流れたあのBGMなど…それがしっかりとした音質で聴ける事に、いまから期待を隠せない。
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