モーニング娘。ファンは必見。おすすめ度
★★★★☆
3作ともアイドル企画物ドラマの域を超えていない。3作とも時間が短いのでダイジェスト的な内容。3作とも原作の雰囲気は意外と表現出来ていたと思う。(3作とも原作を知らないけど)
『伊豆の踊子』
後藤真希は、棒読みな台詞回しだけど、雰囲気は良い。後藤の影が有るイメージが薫というキャラと合致していて、ハマリ役。
辻希美は、キャラに似合わず意外と演技が巧い。モーニング娘。としてではなく、1人の女優として売り出して欲しい。菅野美穂みたいになるかもしれない。
保田圭は、可もなく不可もなく。
今までピンとこなかった小橋賢児が、美しく見えた。
原作に有った文学性が無い気がする。(時間が短い所為かも知れないが)
★★★。
『はいからさんが通る』
石川梨華は、台詞を読んでいる状態だけど、石川の存在自体がコミカルなので、花村紅緒というキャラと合致していて、かなりハマっている。
吉澤ひとみは、棒読みで力入れ過ぎている。表現力が無い吉澤に、北小路環という「フェミニストだけど実は...」の複雑なキャラを演じさせてはいけない。見ていて恥ずかしい。
矢口真里は、矢口自身が桂木ルリ子というキャラを持っていた所為かも知れないが、意外と演技が巧い。
5期メンバー(高橋愛・紺野あさ美・小川麻琴・新垣里沙)は、おまけ程度の出演。
★★★。
『時をかける少女』
安倍なつみは、演技は巧くないが安定している。芳山和子というキャラが安倍と合っているので、ハマっている。飯田圭織・加護亜依も安定した演技をしている。モーニング娘。メンバーの演技が安定しているからかも知れないし、原作がアイドルドラマ向けなのかも知れないが、3作の中で1番面白かった。
★★★★★。
おもしろかったー!
おすすめ度 ★★★★★
モーニング娘。がすごくかわいくて、ストーリーも3つにわかれていているからあきないし、このドラマは何度見てもおもしろいから、まだ見ていない人がいたらぜったいおすすめします!
概要
2002年のお正月時点では13人だったモーニング娘。のメンバーが、『伊豆の踊子』、『はいからさんが通る』、『時をかける少女』という新旧取り混ぜてのバラエティに富んだ3つの名作に散らばって共演しているオムニバスドラマ。昭和初期、旅一座の踊子・薫(後藤真希)は伊豆で若い書生(小橋賢児)と出会い、一緒に旅するうちに次第に引かれてあっていくのだが……。(1stストーリー『伊豆の踊子』) 大正時代、女学校に通う紅緒(石川梨華)は軍人である父(伊武雅刀)に男手一つで育てられた剣術好きな女の子。ある日、祖父の代から約束された許嫁がいることを聞かされて、大いに反発するのだが……。(2nd ストーリー『はいからさんが通る』) 高校生の和子(安倍なつみ)は科学準備室の掃除中にフラスコの入った液体をこぼして、その香りをかいで気絶してしまう。それ以来、時間を越える能力を持つようになる。(3rd ストーリー『時をかける少女』)
3作品に共通するのは、いずれもがせつない恋物語であるということ。出演者によってはまだまだ未熟なところもあるが、アイドルドラマとしての体裁はきちんと整えられている。ゲスト出演者の豪華さには思わず頬が緩むところ。(麻生結一)