■現代版の必殺仕事人ですおすすめ度
★★★★★
・このドラマが深夜枠では破格の視聴率を稼ぎ出した理由を
私は以下のように考えています。
・少年犯罪にしろ性犯罪にしろ、遅々として進まない裁判や
バランスを欠いた判決の結果、犯人は結果的に野放しに
なっていることが多く、そんな”人権過剰擁護病の法曹界”に
庶民の不満が鬱積しているのだと思います。
そんなどうにもならない現代に現れたヒーローが
怨み(晴らし)屋だったんだと思います。
(一時はブームを巻き起こし、ネット上では”怨み屋”を名乗る
詐欺まがいの商売が横行するまで行きましたよね。)
・また、どの話も、その仕返しの方法が秀逸で
単純な暴力に頼ることなく、精神的に追い詰めたりと、
見た後にスカッとします。
・他の方も書いていますが続編を是非期待したいです!
※但し、1点だけ
第4話「十代の暴走」の新妻レイプシーンは男性の私が見ても
演出が過ぎて、気分が悪くなってしまいました。
(と言え、逆に言えば、あの手の事件は現実にあり、
それらの犯人が本当の意味の無期懲役、あるいは死刑にならない
現状は何とかならないものかと思います。)
スカッとしたおすすめ度
★★★★★
かなりダークな作品だと思います。
怨み屋が制裁を下す相手は本当に腹立たしい奴等ばかり。
そんな奴等を怨み屋が情報屋達と手を組んで制裁を下す様子がスカッとします。(中にはそれでも後味の悪さが残る回もありますが・・・)
個人的には前田健が演じる十二月田のオタクっぷりが笑えて良かったです。
深夜枠で異色のドラマ
おすすめ度 ★★★★★
木下あゆみという女優は全く知らなかったのだけど、なかなか良い味を出してます。
ドラマの内容・雰囲気にぴったりというか、まさにはまり役ですね。
ストーリーは必殺に似てはいますが、単に現代版にした、というわけではありません。
支払う代金によって殺人もあれば、単なるいやがらせ、どまりの時もあります。
この手のドラマは、お気軽な脚本で簡単に撮影しようとすれば、いくらでもホイホイできるの
ですが、非常に良く練りこまれています。
最終話には、今まで出てきたメンバーが総出演ですし、割と意外な終わり方をしています。
ぜひセカンドシーズンを作ってほしいです。
時々、ほんとうにたまーに、深夜枠ドラマでこういう拾いものがあるので、見つけて良かったです。