定価では高い買い物だと思いますおすすめ度
★★★★☆
あまり評判は良くないと知っていましたが、中古で半値以下の値段になっていたので購入してみました。
PC版プレイ済みなので、思ったより良い、ということもありませんし、まあこんなものだろうという予想の範囲内。
PC版未プレイという方は、PC版のほうをお薦めします。
プレイ済み、あるいはハードなのはちょっと……という方むきです。(個人的には、過激なものに免疫をつけてからPC版にもぜひチャレンジしていただきたいですけど)
PC版とは違った恋のはじまり、一年後の彼らの成長、という観点からすると面白みはありました。また今回もおいしそうなケーキや紅茶の描写の数々……!
PC版で、本格的な恋に落ち着く前にいろいろと接触があったのと比べると、少し控えめなため全体的な乙女度は増したような気がします。特に桐野さん。ま、やることはやってんですけど。
BL恋愛物おすすめ度
★★★☆☆
PC版を知らず、初めてプレイしました。かなり、前回の続き、という匂いがしますが、今作だけでも十分にプレイできます。
舞台は喫茶店、ほとんどここだけでストーリーは進んでいきます。特に事件はおきません。平凡といっていい日常が続きます。店員さんの物語なので、客に呼ばれてコーヒーを出しただとか、ランチを作っただとか試食した、客が出て行って片付けたなどなど、あまり喫茶店の仕事に興味のない人間にはちょっと退屈な記述がかなりあります。もちろん、その中で、さりげない触れ合い、心の交流、そして恋愛に発展とかがあるわけです。少しおしゃれな雰囲気です。
キャラクターは個性があり、少しばかり変わってるかな?というところの美青年たちです。(おじ様1名、高校生1名)魅力的なんじゃないでしょうか。皆、いい人ばかり。悪人は存在しません。
正直申しますと自分にはいまいちな作品でした。日常は平凡でリアルなのに、なぜにそういう恋愛が当然のように起こってしまうのか。何故にみな良い人なのか。良い人過ぎて事件が起こらない。物足らない。
視点が選べるのはおもしろかったですが、ほとんど同じ場面を繰り返すことになります。気持ちの違いを楽しめる、とはいえますが、それぞれ場面の説明が多く、心理描写は結構少ないです。欲を言えばもっと気持ちのすれ違い、誤解、考えのずれがあったほうが面白かった。視点が違えば、印象に残る場面も変わるはず、同じシーンを繰り返すのも良いですが、それぞれのキャラ独自のシーンも多くあればよかったのではないでしょうか。その辺の詰めが若干あまい感じがしました。
うるさいことを申しましたが、ボリュームもかなりあり、BLの恋愛にまったく違和感を感じない(そういう男性キャラクターに違和感を感じない)、なおかつ繊細で、お洒落好きな方でしたら、きっと楽しめるのではないでしょうか。
過程でしょっ!
おすすめ度 ★★★☆☆
コンプだけを目指すなら、かなり簡単。ED条件を満たして視点を変えるだけでOKだから。
でも、このゲームの魅力はそんなことをしていては半分も分かりません。
一つの出来事でも、その時お互いがどう思っていたのか、どう感じていたのか。これは、EDだけを見ていたのでは分からないことですよね。
幸い、既読スキップ機能がありますから、さほど時間もかかりませんし。EDコンプだけで終えてしまっている方は、この際「恋する過程」を楽しんではいかがでしょうか?
お勧めしますよv