一気に読んでしまったおすすめ度
★★★★★
絶句。僕はこの本を読み終えたとき、言葉が出てきませんでした。
何年間も待ちに待った新刊と言うこともあり、あまりの嬉しさに、
むさぼるように読みふけってしまいました。油断していたんです。
気がついたときには、衝撃の結末にたどり着いていました。
油断しきっていたところにボディーブローをもらい、いつもなら、
「マジで!?」とか「はぁぁ!?」とか(一人で)叫ぶところなのに
・・・言葉が出ませんでした。
きっとこの本は、あなたの期待を裏切りません。多分!
次巻に期待大おすすめ度
★★★★☆
10年前からサーラの呪いを除去するのは○○の仕事だとは思って
いましたが、こうも急激にしかもこんな手段で展開するとは思って
ませんでした。ファンの方は覚悟して読んでください。
正直、序盤から中盤の内容が記憶から飛ぶくらい衝撃的なクライ
マックス。これがこの作品の肝であることは間違いありません。
気になるのは次の最終巻。「時の果てまでこの歌を」で示された未来を
そのまま使うということはありえないでしょうし、山本先生が信念を
曲げてアンハッピーエンドを描くのか、それとも、、、、
あのサーラが帰ってきた。おすすめ度
★★★★★
本の帯と言うものは、初版にのみ付けられるものです。時が経てば誰も目にできなくなってしまいます。しかしこの帯に記された文句を忘れ去るのはあまりにも惜しい。読み終え、改めて目にしたとき、私に強い感銘を与えてくれた乙一先生の一文をここに残したいと思います。
「少年よ、あなたは愛のため生かされ、愛のため絶望を知るだろう」
さて、今までも『熱血爆風!プリンセス』や『へっぽこ冒険者とイオドの宝』などの短編でサーラ達の姿を見ることができていましたが、こちらは待望の本編です。
十年ぶりということで心配していましたが、ただの杞憂に終わりました。悩みながら、選びながら、サーラは前に進んでいきます。
「大人になるってどういうことだろう」
サーラの冒険。今、堂々再開です。