このゲームをするためにPSを買い、初めて攻略本を買い夜更けから朝までどっぷりゲームの世界に浸るという幸福な(?)経験をさせてくれた最初で最後の一本。なぜこんなハマったかというと高校出て数年だったので感情移入できたのもあるけど、やはり独特の妖しいムードのせいでしょうか。自分の日常世界が突然異界と化し、見知っているはずの人が変幻し・・・秀逸なキャラクターや物語もさることながら根底にある十代特有の不安定な心の表現がたまらなく魅力的でした。基本は笑いあり涙ありの青春RPGなんですけどね。ちなみにボス戦闘中謎のフリーズが起こりまたセーブしてなかった為、ひとつ前のダンジョンからやり直したこともありましたっけ。セーブはマストです。「ペルソナ2罪」もやってみたけど、この濃さには敵いませんでしたね。ところで今気になるキャラといえばやっぱり神取でしょうか。久しぶりに皆に会いたくなってきました。
初代PSの傑作おすすめ度
★★★★★
「女神転生」の外伝でありながらも、現在3作目まで出ており、
すっかり定着した「ペルソナ」シリーズの幕開けとなる作品。
シリーズの中でもずば抜けた出来、初代PSのRPGの中でも屈指の傑作です。
このゲームを傑作たらしめている要素は、素晴らしいストーリーにあります。
「蝶が私になっている夢を見たのか、それとも私が蝶になっている夢を見たのか」
孔子から引用されたゲーム冒頭の台詞ですが、これが指し示す様にテーマは「自我」。
ペルソナとは仮面という意味だけど、登場人物たちはいずれも人前では仮面を被り、
本当の自分が持つ弱さや醜い部分に苦悩しています。高校時代は誰もが必死に生き、
自意識過剰にも陥りやすい時期。そういったある種の痛さも目を背けず描写した
展開は、恐らく高校生以上の人たちは皆、全てでは無くとも共感するのではと思います。
学園モノのポップさ、金子氏のセンスありまくりなデザインによって、暗くて
ねちねちした空気にはなっていません。あくまでも日常の中で進む葛藤。
ゲームシステムは3Dダンジョン、悪魔との取引やペルソナ合成など王道RPGのみ
やっている方から見るとかなりアクの強いもの。ユーザーを深みへ誘い込む様な
ディープな雰囲気もあり、好き嫌いが別れるとは思います。しかし現在中古で
安く手に入るので、一度はやってみてほしいです。個人的にはPSで最も好きなRPG。
10年前かぁおすすめ度
★★★★☆
発売されてからこんなに経つのに
まだプレイしている作品なんてそうそうあるものじゃありません。
システム的にもやりごたえがあり面白いのですが、
個人的にはシナリオが本当に大好きです。
独特の世界観で、人間の描写も秀逸です。
登場人物に自分を重ね合わせることも少なくありません。
ゲームというのは自分で操作してクリアしていく分
映画などより感動できる瞬間があると思うのですが、
この作品では特にその感動を味わえました。
続編の2も含め、シリーズ全体を通してオススメです。
ただ、この一作目はセーブポイントの少なさなど
遊びづらい部分を考慮して
全体評価は星4つにさせてもらいます。
今なら安く入手できます。
興味を持った方は3の前に
是非こちらもやってみて下さい。
大好きなシリーズです!おすすめ度
★★★★★
このシリーズは本当に最高です!
異聞録も罪も罰も、主要メンバーがそれぞれ悩みを持っていて、
本当に共感できるシーンや感動する場面がこのゲームには沢山あります。今の時代に失くしかけているものをこのゲームで改めて
考えさせられる内容になってます。
ただ、異聞録に関してはセーブが出来る所が少ない‥本当に少ないので
時間にゆとりのある人じゃないと健康状態に悪影響なような気がする‥
でも内容やキャラクター設定は他のゲームよりはるかに面白いし、濃い
内容じゃないかなと思うので、ぜひやってほしいゲームです。
これをクリアしてから、罪・罰もすれば
同じ登場人物も出てくるからより面白いかも!
(罪や罰はセーブ途中でも出来るし)
哲学RPG!
おすすめ度 ★★★★☆
最初のオープニングデモがいかしてますね。
蝶になった夢をみた・・・ですか。
マニアな話かと思いましたが、案外理解しやすかったです。
高校生が主人公ということで、学校の中をうろうろしたり、コンビニに入ったり。
バーチャルな世界を体験できて不思議な感覚でした。
グラフィックはプレステ初期の作品なので、ポリゴンなどは変だったりもします。
悪魔が憑依するというシステムもいいですね。
ただ、ダンジョンがかなり長くセーブポイントも少ないので、時間に余裕がない人は途中で止められないので注意が必要です。
物語のクライマックスは最高の面白さです。
哲学的な問題を絡めつつ進行していくので、先が見たくて仕方ありませんでした。
文学的なんですよね。
違うストーリーのエンディングも観てみたいのですが、敵が多すぎるからなあ。
いまは挑戦しようと思いませんが、3年経ったらやるかもしれません。