新しいことはまるでないんだけどね……おすすめ度
★★★★☆
GK対長州の総決算的なインタビュー集(だと思う。現時点で)。
突っ込みたいGKと時折(怒)で突っ込ませない長州、おまけに「そんなのあったっけ」という「かわし」もくらい、GKならずとも「もの足りない」内容。
ただし、長州力の雰囲気は十分醸し出されていて、それはそれで「いいカンジ」。
プロレス界に「達観」している長州の、「ひと=感性」はよく判ると思う。やったね、GK。
でも、「もの足りない内容」はすなわち、「インパクトのなさ」に通じてしまう。
「文化人・猪木」は外に開いているが、「体育会・長州」はまだまだ内向きであるから、GKばっかを責めてもしょうがないかもしれない。それに怖いし……。
つまりは、プロレスファンとしては、今回は「ここまで」で十分満足しなきゃならないってことか。わかったよ、GK。次回はもっと「凄い」のを頼むよ。
やっぱり長州はこわい!
おすすめ度 ★★★☆☆
インタビュー中に(怒)という表記が何度も出てくる。確信を付いた質問、読者が真相を知りたい質問に対する答えはほとんど(怒)でうやむやにされてしまう。怒られるとGKはもうそれ以上は突っ込まない。そんな展開が繰り返される。怖い長州が健在とも取れるが、読み物としては物足りなさも残る。ジャパンに出る際の猪木との関係、北尾との確執、幻のヒクソン戦の真相、全ての答えは曖昧だった。真相を語るにはまだまだ時間がかかるということか?唯一「オッ!」と思ったのはUインターとの対抗戦についての部分。それを「オッ!」と思うかどうかは読者しだい。長州とプロレス史についてかなり深い知識がる人は楽しめる。