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Blade Runner Trilogy [25th Anniversary]

Vangelis
おすすめ度:★★★★★
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アルバム・コンセプトは希薄ですが
おすすめ度 ★★★★☆

Vangelisの凄さ、素晴らしさは語り尽くされていますので、今更、素人の論評は書きません。
このCD3枚組みのトリロジーについてのみ、書かせて頂きます。

CDの内容は、他のレビュアーの方々が詳しく記述していらっしゃる通りです。
Disc1は1994年発表のサントラのリミックス&リマスター盤で、
Disc2、Disc3は正規盤としては未発表の音源です。
いずれも貴重且つ興味深い内容で、映画も音楽もファンの方なら、購入価値は大です。

Vangelisの凄いところは、ブレードランナーなら「ブレードランナーだけのトーン」が、
確固たる世界観で確立されていて、それ以外では聴けない、という事だと思います。
ですからこの3枚組みを聴くと、ドップリとあの「ブレードランナーの世界」に浸れます・・・。

82年の映画公開当時、
「ブレードランナーのサントラは、アルバムとして発表する意味が無い」とういうのが、
Vangelisの公式ステイトメントでした。
この直前には、「炎のランナー」が、映画もサントラも世界中で大ヒット。
アカデミー賞も獲得し、サントラはアメリカだけでも800万枚以上売り上げていました。
なのに「今回サントラは発表せず」という事で、関係者全員(ファンも含め)騒然となりました。
しかし12年後、映画の「ディレクターズ・カット版」公開に合せ、遂に正式にサントラはリリースされました。
そして今回は「ファイナルカット版」に合わせての、トリロジー発表となった訳です。

ご存知の通り、映画の方は公開当時、冷ややかな扱いを受け過小評価されましたが、
今では「世紀の傑作」とされています(実際、名作です)。
監督リドリー・スコットも、Vangelisの存在無くして、ここまでの「高み」には至れなかったと公言。
(「グラディエーター」でもオファーをしたものの、Vangelisに断られたそうですが)。

しかし、そもそも、Vangelisは、
ブレードランナーのサントラに、いつものトータリティを見出せなかったのでしょう。
この3枚組みも、勿論、全体的なトーンは確立されているものの、アルバム・コンセプトは希薄に感じてしまいます。
なので星は4つにしました。

とはいえ、いつものVangelisの作品に比べて、ということですので、
かなり高次元での比較です。
当然ですが、購入して損はありません。



なんかへんなものが、おっこちてったぜ
おすすめ度 ★★★★☆

ブレードランナーのサントラといえば、権利関係のごたごたから、長い間まともな正規盤サントラが出なかったことで有名です。なかなか出ない正規盤を尻目に、これまで様々な海賊盤がリリースされてきました。その中にはOFF-WORLD盤やGONGO盤など、今でもマニアの間で高額で取引されているものもあります。
ですから、今回このような形で3枚組みの正規盤が発売されたことはうれしい限りですね。

さて、本サントラですが、1枚目は過去にリリースされた正規盤のリマスターですから、今作品の肝は、これまでの未収録曲を収めた2枚目と、新たにヴァンゲリスが作曲した3枚目、ということになります。
個人的には、3枚目の新曲が意外に良いと思いました。ジャジーな「Perfume Exotico」や、神秘的な「Spotkanie Z Matka」が印象的です。他にも、「Piano In An Empty Room」の静かなピアノの音色もいい感じです。特に秀逸なのは「Sweet Solitude」で、雨の休日にグラスを傾けながら聴くと、すごく雰囲気が出ていいですよ。

ただ、正直な所を申しますと、この3枚目はブレードランナーとは切り離して考えたほうがいいかもしれません。あくまで映画のインスパイア曲ですから、合う人・合わない人が出てくると思います。ヴァンゲリスの新作として聴いたほうが、すんなり受け入れられるでしょう。
肝心のディスク2枚目についても、マニアが一番期待していたであろう「End Titles」の長尺版は収録されていません。また、「扇の的」「千鳥の曲」などのマニアックな曲も入っていません。
パッケージがデジパック仕様というのも好みが分かれると思います。

ですが、今まで海賊盤でしか聴けなかった多くの未収録曲が、高音質の正規盤で聴けることは、素直に喜ぶべきことでしょう。その点では、このサントラは”完全版”ではないにしても、”決定版”として充分に価値のあるものだと思います。



素晴らしい楽曲構成!
おすすめ度 ★★★★★

今までリリースされていなかった劇中の、しかもフル尺が海賊版ではなく正規版で楽しめるのが嬉しい。リミックスに関しては賛否両論あるものの、ヴァンゲリスの新境地も垣間見える。もし本編の続編があるのであれば、こういうアプローチになるのであろう。長年ファンを待たしていたヴァンゲリスの解答がココにある。インスパイアで作曲されていようとも、数多くのサウンドトラックを手掛け、ようやく辿り着いた安堵感。巨匠の余裕と無邪気で小粋な「遊び」が楽しい。暫くの間は他のサントラは要らない。



DISK 2
おすすめ度 ★★★★☆

DISK 2はボーナストラック2曲の他は劇中に使用されたスコアが収録されており、これがサントラとしては目玉でしょう。ラストシーン、デッカードがタイレル社を訪れたシーン、目玉工場、デッカードとロイの戦い、タイレル殺害、TEARS IN THE RAIN(ロイの台詞カット)など、これこそサントラという曲が収録されています。


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